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ケニアトレーニングキャンプ2日目 イテンのアパートの衝撃

2018年1月15日

2018年1/9(火)、ナイロビのホテルで1泊し朝を迎えた。そして朝練習へ。朝はホテルのジムで走って筋力トレーニングをすることに。ジムにはプールもあってかなり豪華なホテルだった。

ちなみに水の隣はオレンジジュースかと思いきや、マンゴージュース。。笑
そしてトレッドミル走・筋力トレーニングを無事に終えていざ朝食タイム!


朝食はビュッフェスタイルでかなり豪華だ。美味しい朝食を済ませてイテンに向けて出発!!

イテンは、ナイロビから飛行機でエルドレット空港に行き、そこから車で1時間半のところにあるため、ここからまた少し旅が始まる。

ホテルからナイロビ国際空港へと送ってもらい、いざ国内線で搭乗手続きへ。と、その時カウンター近くにいた男が
「韓国人か?」「イエローカードは持っているか?」
と聞いてきた。イエローカードとは、黄熱病のワクチン接種証明書のことで、経由する国によってはこのカードの提出を義務付けているところもある。しかし私は今回帰りの経由地でも必要としないため取得していない。日本人ということと、イエローカードを持っていないことを説明すると
「パスポートを見せろ」
と言ってきた。そしてパスポートを見せるとそのまま取られ一向に返してもらえない。別にイエローカードを持っていなくても問題ないし、そもそもこの男にその確認をする権限すらない。しかし、パスポートを返してもらえない状況を見かねた新さんがお金を渡した。するとこれじゃ少ないと言い、さらに渡すとパスポートを返してくれた。この国はいったいどうなっているんだと思ったが、私が自信を持った顔をしていなくて、どこかおどおどしているところを狙われた可能性もあると思い、以後自信を持った顔で佇むことを心に誓った。笑 そしていよいよエルドレット空港へ出発。

 
Jambojetのこの機体はプロペラ音と振動が激しく常に席がバイブ状態になっていたが、何とか無事到着。ここから、新さんがコーディネートをお願いしていたEdwinが迎えに来てくれ、車でイテンへ移動。その途中で、ケニア用の携帯とSIMカードを購入した。これで連絡やネット環境は万全!
それから日本人でケニアに来ていた新さんの知人、Mr.Yanadaと川内優輝さんの弟、川内鴻輝くんと企業の方達がエルドレットにいるということでご挨拶へ。

少し話していると、前から見たことのあるケニア人が。。。この紫の服の人は、ジョフリー・カムウォロル。世界の陸上長距離界では知る人ぞ知る選手。世界ハーフマラソン選手権優勝など数々の戦績を残している、今ハーフマラソンの距離では世界一だとも言われている選手である。同じ競技者として会えて嬉しいという感情はないが、ケニアにいるとテレビや雑誌・海外の陸上メディアなどに載っている選手とこんな感じであっさり遭遇するものなのかと感じた。

さて、記念撮影も終わりそこからまた車に乗ってイテンへ向かう。さぁいよいよ新さんが借りているアパートへ。

「新さん、これどういう状態ですか?」
「いや、俺もわからん」

ベッドなど用意してもらっているはずが何もない。シャワーもなければキッチンもない。トイレも屋外に穴しかない。この先が一切見通しが立たない状態となり、

「八木、ナイロビ戻りたいな!」
と新さん。
「ナイロビ天国でしたね」
と返す私。

朝までの優雅な時間は一体何だったのか。いきなりケニアの厳しさを味わった、、、
とりあえず寝る場所がないからベッドを探しに行こうということで、Edwinの兄弟が働いている場所へ行った。すると

私達のベッドを作っている最中だった。ここらは家がたくさんあり、子供たちがたくさんいた。日本人が珍しかったのか、みんな集まってきて写真を撮ったりして楽しかった。やはり人との出会いって良いなと思った。この町で何とか暮らせるんじゃないかと思い始めて来たが、ベッドは翌日の夕方に届くらしい。

今日は近くのホテルで夕食を済ませ、Edwinの家で寝ることになった。明日からの生活が思いやられる・・・
でもこんな奇想天外なことも含めて全てを覚悟してここに来た。絶対に強くなって帰る。この期間で強くなるきっかけを、そして大きな力を。

まずは普通に生活できる状況から整えよう。

Edwinの家。