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ケニアトレーニングキャンプ27日目 25kmRUN in MOIBEN

2018年2月4日

2018年2月3日(土)、起床は4時50分。トレーニングのための身支度をする。

本日のメニューは、25km LONG RUN。
6時15分にイテンゲート前で車に乗り、モイベンロードへ。
まだ暗い。そしてケニアに来てからのロングランは消化できていないので、今日はペースが遅くても良いから最後まで行くと決めていた。

モイベンロードの入り口に到着。
3kmほどウォーミングアップを行う。日が昇り始めるが暑さはそこまで感じない。7時になる。そろそろスタートだ。

25km LONG RUN
場所:MOIBEN ROAD(alt.2210)
設定タイム:3分40秒〜3分20秒

本日のメンバーは、新さん・Edwin・Luvenと私の4人だ。
Edwinは体調不良明けなので10km、Luvenは30kmまで行くとのことだ。

いざスタート。
スタートと同時にペースが速い。今日は3分40秒から徐々に上げて行くとの話だったが、Luvenが颯爽と引っ張り出す。入りの1kmは3分32秒。結局3分30秒かかったのは、この1kmだけだ。それ以降は1回3分18秒があったが、基本3分20秒台で推移。若干下り基調で折り返しの16km地点を迎える。標高2200mのところでこのタイムは結構きつい。。。ましてや3週間前はこれより遅いペースで12kmでリタイヤしている。

16kmからは上り基調、少し楽になる。私は下りより上りの方が何故か体感として楽に感じる。接地のタイミングや出力のタイミングで下りだとワンテンポ遅れる感じがあるが、上りはしっくりくる。
20km地点。Luvenが突然終わる。
「いやいや、終わるんかい!」
と思わず突っ込んでしまった。意気揚々と引っ張っていたかと思うと、折り返しからきつそうになっていたが、ここでストップするなら何故前半速いペースで走った。。。
しかし、新さん曰くケニア人はそんな感じらしい。とりあえず感覚で走る選手が多いそうだ。

新さんに引っ張ってもらっていたこともあり、20kmからは前に出て引っ張る。結構きつい。
上り基調ではあるが、ペースを落とさずに走っていた。
ラスト2kmからは更にプッシュ。結構きつい上りを力で走る。

無事に25kmFINISH。タイムは1時間25分31秒、アベレージは3分25秒だ。
ロバートソン、モーエン、ジュリアンと比較するとまだまだだが、かなり走れるようになってきた。

標高2210mでのこのトレーニング内容は自信になる。一歩ずつ前に進んで行けるようトレーニングを積み重ねるしかない。

しかし、今日はパプニングもあった。
1、6時15分車に乗る際にLuvenが新さんの一眼レフの高級カメラ(何十万円)を地面に落とし破壊する。
2、トレーニング終了後、新さんのサプリ(パウダー)をLuvenが飲み、チャックをせずにリュックに詰め込み、帰ってきてリュックを開けるとパウダーまみれに。
3、終わってからLuvenが動画が欲しいと言い、新さんが送ろうとして長すぎて1G以上使った。(途中、キャンセルできず)

そして、帰ってきて私がアボカドとトマトを和えて皆の分を持って行くと、Luvenがすでにパンをほぼ食べきっており、新さんと私のパンがほとんどなかった・・・

Luvenよ、悪気がないのは分かるが少しはしっかりしてくれ・・・
まだ22歳と若いし、ケニアの風習などもあるため、別に怒ることもしないが、少し疲れた。(新さんは被害を被っているためもっとダメージは大きい)

午後は新さんとケリオビューに行って筋力トレーニング。
だいぶ体力を消耗していたが、昼食のチャパティによりやや復活し筋力トレーニングも頑張れた。

夕方はマカンガーのマッサージ。
ギネス好きと聞いていたが、この前の時も
「ギネス飲みたい」
と言っていたので、今日は差し入れ!
いつもとテンションが明らかに違う・・・笑

いろんなアクシデントがあったり初めてのことがあったりするけど、結構楽しい。

ケニアで感じるのは、
安定した職があるわけではない。
レースで賞金を稼がないと生活できない。
そのためには強くなるしかない。

そういったランナーが日々切磋琢磨している。こういった環境にきて、ケニア人だろうが日本人だろうが関係ない。勝負するということはこういった競争に勝っていかないといけない。

リアルな環境というのは、実際に体験しないと感じれないことなど、分からないことが沢山ある。
毎日の経験が私を強くしていると感じる。自分自身楽しみだ。

次へ続く・・・

ケニアの高地トレーニングを都心で行うことを可能とした「低酸素RUN」
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