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ケニアトレーニングキャンプ23日目 朗報:八木パワーアップ

2018年1月31日

2018年1月30日(火)、4時50分起床。今日はキプサングの弟ノアが主となるグループのトレーニングに参加。6時10分に車で近くの銀行(徒歩25分)まで迎えに来てくれることになっているため、準備。

ちなみにノアはハーフマラソン60分25秒の選手だ。
5時40分にアパートを出て歩く。前日にMr.Yanadaがノアに連絡してくれているが、会えるか確証がないので後半少し早足で歩き、早めに到着。
すると車が来て
「Chikara’s Friend?」
と聞かれ、YESと答える。
ちなみに車はすでに満員だ。しかしドアを開け乗るように促される。もう途中ドアロックをしていてもドアが開くんじゃないかというぐらい押しつぶされそうになりながらグラウンドへ。
今回は、「タンバッチ」という標高1930mのところにある土のグラウンドへ行く。車で約20分。

無事に到着。まだ辺りは日が昇り始めている感じで少し薄暗い。しかしもうトレーニングをしているグループが。
ノアに一緒にウォーミングアップに来るように促され走り出す。しかしすぐにグラウンドの脇のフェンスをかいくぐり外へ。どうやら同じところを周回する単調なコースなどは好きではないらしい。(ケニア人は折り返しコースなども基本的には走らない傾向にある)

しばらくしてグラウンドに戻って来たのは良いが、彼らは身体能力が高いため平気でフェンスをかいくぐる。しかし、私はそこまでの能力がなく躊躇していると、ノアが他の場所を探してくれる。そしてまたチャレンジ。しかしまた上手くいかず別の場所を探す。そうこうしているうちにスタート時間が迫ってくる。
ようやくグラウンドに回帰できる道を見つけ戻って急いで着替える。

トレーニング開始

場所:タンバッチグラウンド(標高1930m)
メニュー:1km×10 R=100″〜110″
設定タイム:3分0秒〜2分50秒
START:7時0分

グループは10人ぐらいで行われた。久しぶりのトラック練習なのでどうなるか分からない中だったが、1本目で「行ける」という感覚だった。どうやら土曜日のがっつり身体を動かしたのが刺激になったのであろう。
本来、この標高で今の状態であれば5本ぐらいしかグループに着けない。しかし、私は土曜日のトレーニングとそれ以降の身体の変化から完全に「モード」に入っていると感じており(身体がかみ合い、動かせる状態)、SPORTS SCIENCE LABでの低酸素トレーニングも定期的に行っていたため、イテンの標高2400mでもそこまで順応に時間はかからないと思っていた。

どうやらこの感覚は当たっていたらしい。1本目2分57秒。全然楽なのだ。3本目までこのタイムで行き4本目・5本目は2分55秒。まだまだ行ける。4本目あたりから他にも4つぐらいのグループがトレーニングを開始しヨーロッパのコーチも来ていたが、日本人が普通にトレーニングに着いていることにびっくりしていた。6本目から9本目にかけては2分53秒。段々キツくなってきたが離れるほどではない。しかしもうノアグループも初めの10人から着いているのは5人に減っていた。ちなみに途中引っ張ることもあった。5本目からはキツくなった選手が最初の400mのみを引っ張る役割になり、これによってペースも維持された。10本目、400mを引っ張っていた選手が何故かいなくなり、最初は少しゆったり入ったが、600mから徐々にノアがペースアップ。結局最後は私を含む4人でフィニッシュ。

2分57秒-2分56秒-2分58秒-2分55秒-2分55秒-2分53秒-2分53秒-2分53秒-2分53秒-2分49秒

平地でもなかなか良いトレーニングだが、標高1930mでのトレーニングとしてはかなり良いと思う。
ただ、一発だけトレーニングが出来ても継続しなければあまり意味はない。特にこういう良いトレーニングが出来た時にアクシデントを起こしやすいので、気をつける必要がある。それにしても土曜日から考えてもこの出来は少し驚いたが。。。

帰り際にヨーロッパのコーチやカメラマンが
「Amazing!」
言ってきたので、とりあえず挨拶したのと写真を頂戴とお願いした。

帰りはまた満員で帰る。帰りに
「10kmすぐに自己ベスト出るから来週ニャフルルのレース出た方が良い」
とグループのメンバーから言われたが、そんなに簡単なことじゃないしまだトレーニングを積む必要があるということで断った。

戻ってきて朝食を食べる。今日は焼きトマトを食べようと思ったら焦がした。。。

しばらく休憩し、午前のうちにケリオビューへトレーニングに。きつかった・・・

ランチは、Mr.Yanadaが明日ニャフルルに行くので、お別れのランチ会。いろんな情報を教えてもらったりアテンドしてもらったりで大変お世話になった。(特に携帯電話を買う時の値切り交渉では心強かった。笑)

午後はマカンガーのマッサージ。マカンガーは面白いやつだと思っていたら、普通に走るのが速い。。
ジェイクのトレーニングの途中までつくそうだ。

夕方は新さんと散歩。新さんは今日はLuvenとエルドレットのトラックでレペを行ったそうだ。

そんなわけで今日ももうすぐ終わろうとしている。
充実したトレーニングが出来た日は気分が良いものだが、おそらく私に必要なのはそれ以外のトレーニングだと感じている。
単調な生活パターンだが確実に少しずつ積み重なっている。まだまだケニアトレーニングキャンプは長い。

明日からも頑張ろ。
※トレーニング時の写真がまだ送られてきていないため、送られ次第追加します。

次へ続く・・・

ケニアの高地トレーニングを都心で行うことを可能とした「低酸素RUN」
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