ブログ 活動報告
ヨーロッパ遠征13日目 このブログでの考え
2018年4月3日
2018年3月31日(土)、朝7時起床。それから流れで朝食を食べる。11時から走り始める。今日はクロカンコースでのロング走。
25km LONG RUN
今日はペースを上げずにEASY RUNの延長でロング走。ペースとしては1km4分ほど。しかし、身体はきつい。結局終盤にかけて一定ペースで走ることはできたが、疲労感がかなりある。
その後昼食を食べる。そしてのんびり。
夕食はがっつり食べる。かなりお腹が空いている。
この疲労感を分析。
1.高地トレーニングでの標高が初めての標高(2400m)での生活・トレーニングだったこと。(低酸素RUNはこの標高で行っていたが、トレーニング時のみ)
2.期間が2ヶ月半と長期に渡ったこと。
3.高地トレーニング後に平地に降りてからの順応が上手くいかないうちにレースに出たことによる身体的ダメージが大きいこと。
この3つから今劇的な疲労に襲われていると考えている。倦怠感もあるのだが、その中で心身ともに疲弊してしまっている。
明日で、ロッテルダムマラソン1週間前。かなり危機的な状況だ。笑
明日から少し休むことにする。
今日は少し私の考えについて書こうと思う。
ブログを更新する目的・意味と価値観/アスリートの発信の心理
本来、重要なレースが近づいてきてその前にブログで調子が良くないということは発信したくないところだが、このブログを1月から継続して書くことにした時に1つ決めたことがある。それは、
「調子が悪くても・レース結果が悪くてもこのブログにはその時に思った事を正直に書く。」
ということである。
現在、ありがたいことにたくさんの方にブログを見ているという連絡をいただいている。
せめて自身のブログであるこの媒体では、日々の日常や八木勇樹とはどういった人物で、どういった考えを持っていて、今どう考えているのか。などをありのままに書こうかなと思っている。まぁレース前の駆け引きという点で全てを書くことが良いわけではないのだが。
ブログの一部を見て
「こいつ真面目に競技やってんのかよ」
「プロでやってるんだから結果を出せよ」
という意見も当然あると思う。
これは人の価値観によるところだから難しいのだが、結果を出すというのは、本当に表面に出てくる分かりやすい一面でしかない。そこだけを考えていると正直何も発信できない。
「四六時中競技のことだけを考える」「競技に必要なこと以外は何もしない」「人としてきちんとしていることが重要」
これらは一般的に、アスリートとして見られる時に人に共感してもらいやすいタイプであると思う。
よって、これらを気にしてアスリートが発信することに制約がかかっていることが多々ある。心理としては
「これを発信するとどう思われるだろうか?」「こんな事を発信したら批判される」など。
しかし、私達は1人の人間である。
「思っている事を発信して、そういった事を全部含めてそれが八木勇樹だという認識を持ってもらう」
私はこの方が良いと考えている。なぜなら、私は私でしかないからだ。それ以上でもそれ以下でもない。突っ張って格好をつけたり、アスリートとはこうあるべきだとかはあまり重要だとは思わない。
ただ、ここには1つの前提がある。それは
「結果を出すためにやるべき事をやっている」その考えのもと行動している事である。
当然、アスリートは結果が一番重要である。むしろ結果だけが重要かもしれない。
しかし、願ったところで結果を変えられるものではない。私達は結果以外の見えないトレーニングなどの部分を考えて実践する必要があり、むしろここが重要なのだ。日々の努力を怠って良い結果が出るわけはないのだ。
人は1人として同じ人はいない。アスリートとして大切な部分さえ理解していれば、それ以外の部分なんて違って当たり前なのだから。
個人の価値観の押し付けほど滑稽なものはない。だって、その人と生きてきた環境が全く違うのに、それで価値観などが同じなわけがないからだ。それなら私は私という人物がどういった考えを持っているかをそのまま発信することが良いと考えている。
私の考えで、もし違ったことやおかしいと思う点があれば、それは私を反面教師にしてもらえれば良いと思う。指摘してもらうのも構わない。私もそれによって反省したり改善することもあります。
しかし、単純な価値観の押し付けは勘弁。笑
では少し話を変えて、人によってはあまりにも考えがおかしかったり、逸脱している場合もあるだろう。そういった人を見分けるにはどうするか。
私はその人の周りを見るようにしている。
例えばその人が常識で考えられる価値観からずれているとする。しかしそれは良いことでもある。新しい発想なども生まれやすい。
しかし、恩義を欠くなどは個性とは違う。(まぁこれも私の価値観だが)
だから私は周りを見る。その人に仲間がいるかどうか。
ここだけ見ておけば、まず判断を誤らないと考えている。
そんなわけで今日は終わります。